一度Pythonで作ったものと同じで2つの数字(int)を足したものを返すというつまらないサービスを作ります。
http://www.ros.org/wiki/ROS/Tutorials/WritingServiceClient(c%2B%2B)
では
$ roscd beginner_tutorials
して、ソースの編集をはじめましょう。
では以下を
src/add_two_ints_server.cpp
として保存してください。
#include "ros/ros.h"
#include "beginner_tutorials/AddTwoInts.h"
bool add(beginner_tutorials::AddTwoInts::Request &req,
beginner_tutorials::AddTwoInts::Response &res )
{
res.sum = req.a + req.b;
ROS_INFO("request: x=%ld, y=%ld", (long int)req.a, (long int)req.b);
ROS_INFO("sending back response: [%ld]", (long int)res.sum);
return true;
}
int main(int argc, char **argv)
{
ros::init(argc, argv, "add_two_ints_server");
ros::NodeHandle n;
ros::ServiceServer service = n.advertiseService("add_two_ints", add);
ROS_INFO("Ready to add two ints.");
ros::spin();
return 0;
}
ではコードを見ていきます。
#include "ros/ros.h"
#include "beginner_tutorials/AddTwoInts.h"
もうこれはお決まりですね。
一行目はいつものおまじない。
2行目はsrvファイルを以前作ったときに作られたヘッダファイルです。
bool add(beginner_tutorials::AddTwoInts::Request &req,
beginner_tutorials::AddTwoInts::Response &res )
これはコールバックの宣言ですね。
サービスの実体になります。
宣言したメッセージのRequestとResponseを引数にとります。
Requestがインプット、Responseがアウトプットだと思いましょう。
{
res.sum = req.a + req.b;
ROS_INFO("request: x=%ld, y=%ld", (long int)req.a, (long int)req.b);
ROS_INFO("sending back response: [%ld]", (long int)res.sum);
return true;
}
中身です。
res, reqのメンバ変数はsrvファイルに書いたものになっていますね。
成功したらtrueを返しましょう。
ros::ServiceServer service = n.advertiseService("add_two_ints", add);
これでサービスを登録します。
そしてross::spin()でコールバックを待ちます。
これでサービスは終了です。
次にこれを使うクライアントを作りましょう。
以下を
src/add_two_ints_client.cpp
として保存しましょう。
#include "ros/ros.h"
#include "beginner_tutorials/AddTwoInts.h"
#include <cstdlib>
int main(int argc, char **argv)
{
ros::init(argc, argv, "add_two_ints_client");
if (argc != 3)
{
ROS_INFO("usage: add_two_ints_client X Y");
return 1;
}
ros::NodeHandle n;
ros::ServiceClient client = n.serviceClient<beginner_tutorials::AddTwoInts>("add_two_ints");
beginner_tutorials::AddTwoInts srv;
srv.request.a = atoll(argv[1]);
srv.request.b = atoll(argv[2]);
if (client.call(srv))
{
ROS_INFO("Sum: %ld", (long int)srv.response.sum);
}
else
{
ROS_ERROR("Failed to call service add_two_ints");
return 1;
}
return 0;
}
ではまた、中身を見ていきます。
いつもと違うのはまず、
ros::ServiceClient client = n.serviceClient<beginner_tutorials::AddTwoInts>("add_two_ints");
ですね。
beginner_tutorials::AdTwoIntsというサービス型で、add_two_intsという名前のサービスを使うクライアントをつくります。
返り値のros::ServiceClinetクラスのインスタンスclientを使ってサービスを実行していきます。
beginner_tutorials::AddTwoInts srv;
srv.request.a = atoll(argv[1]);
srv.request.b = atoll(argv[2]);
この辺でサービス用の入力を設定します。
requestというメンバ変数に入れます。
requestはbeginner_tutorials::AddTwoInts::Requestクラスですね。
if (client.call(srv))
で実際にサービスを呼び出します。
サービス呼び出しはブロックされるので、返り値がもらえるまでここで止まります。
返り値をちゃんとチェックしましょう。
ではビルドしましょう。
CMakeLists.txtの最後に
以下を足します。
rosbuild_add_executable(add_two_ints_server src/add_two_ints_server.cpp) rosbuild_add_executable(add_two_ints_client src/add_two_ints_client.cpp)
そして
$ make
とすればバイナリができているはずです。
では
$ roscore
して、
$ rosrun beginner_tutorials add_two_ints_server
して、
$ rosrun beginner_tutorials add_two_ints_client 1 3
すると、
[ INFO] 1261731706.032448000: Sum: 4
と、でましたね。
試しにPythonで作ったクライアントでつないでみると、
$ rosrun beginner_tutorials2 add_two_ints_client.py 1 3
Requesting 1+3
1 + 3 = 4
とできました。
異言語間が簡単に繋がりますね。
これでサービスとクライアントができました。
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