公式HPは
http://gazebosim.org/
です。
特徴としては
- 複数のシミュレーションエンジンを切り替え可能(ODE, Bullet, Simbody, DART)
- OGREを使ったきれいなレンダリング
- センサ、ノイズをシミュレート
- プラグイン方式
- コマンドラインで操作できる
- TCP/IP経由で操作できる
などがあります。
Version6では
- Windowsのサポート(Beta)
- Oculus2サポート
などが取り込まれました。
同じOSRFなので、ROSとの連携もばっちりですが、先日リリースされたROS Jade Turtleでは Gazebo5.0が使われており、さっそくバージョンがひとつ前になってしまっています。
また、Indigoでは2.2が使われており、非常に古いです。Hydroに至っては1.9であり、すでにサポートは終了しています(ROS側もサポート終了しています)。
ROSと同じところが作っているのにGazeboは
- ROSとは違うミドルウェア( Goolgeが作ったProtobufを利用)
- ROSとは違うロボットモデル(SDF。ROSはURDF)
- 独自のロボットライブラリIgnitionを持つ(http://ignitionrobotics.org/)
など、独立志向が強いのが面白いところです。
ではMac OSX Yosemite(Macbook pro 13inch 2015)にインストールしてみます。
1.howbrewのインストール
私はすでにインストールしてあるのでスキップしました。
以下のコマンドで入れられます。
ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
2. XQuartzのインストール
MacでXWindowを使うための環境であるXQuartzが必要です。
私はすでにいれてあるのでスキップしました。
3. brewでGazeboと必要なライブラリをインストール
brew tap osrf/simulation
brew install gazebo6
gazebo
これで完了です。
コンパイルするのでしばらく時間がかかります。待ちましょう。
brewなどに慣れている人にとっては結構簡単ですね。まあ、Linuxのほうが楽ですが。
すでにOSXにROSを入れているプロの方は、Version6を入れるといろいろバージョン違いでコンフリクトするので気をつけましょう。
ここまでやってみて、おとなしくJadeに合わせてVersion5を使うのがいいと思いました。
すでにOSXにROSを入れているプロの方は、Version6を入れるといろいろバージョン違いでコンフリクトするので気をつけましょう。
ここまでやってみて、おとなしくJadeに合わせてVersion5を使うのがいいと思いました。